第27回高校生英語暗誦大会 開かれる
11月23日、勤労感謝の日に、神戸商工会議所2階「イベントホール」にて神戸日米協会の「第27回高校生英語暗誦大会 予備選考会」が開催されました。午前、午後の2部に分かれて、合計54校より54名の高校1年生が出場し、熱心な発表が行われました。本年度予備選考会の暗誦課題は、米国の教育家・実業家であるTina Seelig (ティナ・シーリグ)がスタンフォード・オンライン・ハイスクールの卒業式で行ったスピーチ、”Who Will Hold Your Story?”(あなたと物語を共にするのは誰?)でした。
まず、神戸日米協会を代表して、相談役の松田茂樹氏(マニックス取締役会長)が開会のあいさつを述べたあと、いよいよ出場者の暗誦が始まりました。審査員は、兵庫県の国際交流員のYuan Leiさん、神戸市職員のLeo Luchukさん、神戸青年会議所副理事長予定者の松田英治さん、神戸日米協会会員の安井愛歌さんの4名。
いずれも甲乙つけがたい、ジェスチャー豊かで心のこもった発表でした。午前、午後それぞれ発表後には、全員の記念集合写真を撮影して終了しました。厳正な審査・選考により、最終選考会(2020年1月26日開催)への出場者が決定されます。
■神戸日米協会 松田相談役 開会あいさつ
出場する高校生1年生の皆さんの緊張以上に、その練習を何十回と聞いてきたご家族の方々の緊張が伝わってきます。神戸日米協会は1908年に設立され、今年111年目を迎えた歴史ある団体です。設立目的は、神戸市民とアメリカ市民の交流の場をつくることでした。高校生英語暗唱大会は、言葉を通じてアメリカの文化や歴史を知ってもらうために始められました。古くはケネディ大統領の演説も課題になりました。今年は27回目を迎えます。ここまで続けてこられたのは、 多くの方々のご支援のたまものです。指導いただいた先生方、耳にタコができるくらい毎日練習を聞いてこられたご家族の方々、そして審査員の方に感謝します。出場する高校生の皆さん、優勝するのは一人ですが、これを機会に交流もしていただき、さらに勉強していただきたい。頑張ってください!
■審査員Yuan Leiさんコメント
皆さん、今日は暗誦大会に参加して、熱心に発表くださり、ありがとうございました。皆さんの発表を聞くのは素晴らしいことでした。皆さん一人ひとりがこの発表にどれだけ力を入れてきたか本当によくわかりました。そのために大変な練習を積んでこられたに違いありません。本当にありがとうございました。今日私たちに披露してくださった皆さんに感謝しますとともに、それを支えてくださったご家族や先生の方々にも感謝いたします。
■審査員Leo Luchukさんコメント
まず、皆さんのすばらしい発表におめでとうと言いたいです。中には緊張した方もいらっしゃいましたが、全くその必要はありませんでしたよ、皆さん全員すばらしい発表をされましたから。今日ここへ来る道すがら、同じスピーチを暗誦する大勢の方を審査することに少し不安でした。皆さんの発表をどう区別したらいいんだろうと。しかし、実際には皆さんそれぞれに個性あるスピーチをし、皆さんそれぞれの感情をこめていましたので、それぞれまったく違うスピーチでした。改めて、皆さん全員すばらしい発表をされました。最後に、皆さんがこれからも益々勉学に励まれんことをお祈りいたします。今日は本当にありがとうございました!
■青年会議所 松田英治 2020年度副理事長予定者 総括あいさつ
皆さん、発表お疲れさまでした。皆さんの緊張が伝わってきて、我々審査員も緊張しました。課題の暗誦を練習してきたことは、今後のためにいい機会になると思います。家族、先生方の緊張いかばかりかと。皆さん、すばらしい暗誦を本当にありがとうございました。私の学生時代、こういったグローバルな機会は少なかったです。この経験を活かしてグローバルな人材になり、ぜひ国際社会、経済の発展に貢献してください。皆さんのご多幸を祈念いたします。