「アメリカンデイ2019」神戸で開催される
在大阪・神戸米国総領事館主催、神戸日米協会後援の「アメリカンデイ2019」というイベントが以下の通り開催されました。
1.日時:2019年(令和元年)9月7日(土)10:30-16:30
2.場所:神戸市 東遊園地(神戸市役所の南)
3.主催:在大阪・神戸米国総領事館
4.後援:神戸市、神戸日米協会、ACCJ、在日米国商工会議所 関西支部
5.内容:
①アメリカへの留学案内
②アメリカのビザ申請案内
③アメリカンフーズの紹介
④スペシャルトーク(マーティ・キーナート氏、玉木正之氏)
⑤ジャズ、ハワイアン、カントリーの生演奏 など
6.入場料:無料
アメリカンデイは、2012年の西宮市を皮切りに大阪市、堺市、東大阪市と毎年開催されてきました。「アメリカンデイ2019」は、大阪に移転する前の領事館があった神戸東遊園地で32年ぶりのHOMECOMING DAYとして開催されました。
まず、オープニング・セレモニーでかれん・ケリー総領事から開催の挨拶があり、幕開け。その後、ブース出展している各団体よりPRが行われました。
<ブース出展団体およびPR内容>
・米国総領事館(米国留学相談、ビザ取得相談、米国物産紹介)
・スペシャル・オリンピックス日本・兵庫
・ラグビーワールドカップ2019神戸開催
・ワールドマスターズゲームズ2021関西
また、米国ゆかりの音楽の生演奏が入れ替わり行われて、イベントを大いに盛り上げました。
<演奏ジャンル・演奏者>
・ジャズ(神戸ユースジャズオーケストラFeat.阪井楊子)
・ハワイアン(HOENE & Hulagroup )
・ジャズ(小橋知枝 with ジャズカルテット)
・カントリー(稲葉和裕グループ)
この日のメインイベントは、玉木正之氏とマーティ・キーナート氏の「スペシャルトーク」で、日本とアメリカのスポーツ文化の違いについて、興味深いお話を聞くことができました。
<スペシャルトーク概要>
日本とアメリカのスポーツの違いは、根性vs.科学。日本では、水も飲まずに根性で練習したりするが、アメリカは科学的データを重視して練習に取り組む。
日本ではスポーツする人はスポーツしかしない傾向がある。アメリカでは文武両道。プリンストン、ハーバード、スタンフォード、イェールといった勉強もできる大学がスポーツも強い。アメリカの大学では、成績が低いと試合に出場できない。
元NBAのシャキ―ル・オニール選手は、引退後マスターズ、博士を取得。広島カープで活躍したゲイル・ホプキンス選手は現役中も読書家で、引退後は医大に進学、整形外科医となった。日本には「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあるがナンセンス。人間にはいろいろな能力があり、それらを伸ばすべき。
また、アメリカでは1人がシーズンによりいろいろなスポーツに取組む。日本は大抵1つのスポーツだけ。
アメリカの大学スポーツは文化そのもの。アリーナも大きく2万人収容も当り前。スポーツイベントは特別で、地域全体が盛上がる。
スポーツ関係者の年収も大きい。アラバマ大学アメフトメインコーチの年収12億円、全コーチの年収は25億円とか。それを支払っても、50億円も利益があるとのこと。
アメリカに倣って日本版NCAAを創設しようとしているが、アメリカはスポーツ文化が違う。一朝一夕にできることではない。
負けても負けても応援する甲子園の阪神タイガースファンはスポーツ文化そのものだ。バックスクリーン3連発のバースの物語が映画になるとの話もある。
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ブース展示やステージでのショー以外にも、ブース展示やステージでのショー以外にも、楕円形のボールを追いかけるミニ・ラグビー体験コーナーがも芝生広場に設置されていて、子供連れの家族で賑わっていた。
最後に、抽選会が開催され、米国総領事館はじめ出展者から賞品がプレゼントされ、歓声が沸き起こっていました。
■当日の様子